中和高圧洗浄バキューム吸水の利点


遊離石材を除去する。

同じ酸性洗剤を壁面に塗布後、水道ホースでの水洗いと、高圧洗浄を行った場合の違いです。

下側の水道ホース散水の状況では、洗浄効果が低いため、洗浄効果を上げようとして更に酸性洗剤を塗布したり、酸性洗剤濃度を更に濃くしたりで、壁面石材に最も悪影響を与えてしまうことになりがちです。ウエスのふき取りや、霧吹き散水は更に残留洗剤が増加し悪影響です。
つまり、酸性洗剤塗布後の水道ホース散水等の洗い流しは、塗布した酸性洗剤の洗浄能力を完全に使いきっていない状況です。(当然、酸性洗剤も壁面内に残留したままです。)

これらの主な原因は、遊離石材の除去が出来ていない事です。
酸性洗剤塗布後、石材は洗剤内のフッ化物と反応して、細かいクラック状(ひび割れ)に亀裂が入り、
壁面から遊離した状態になります。この時、汚染と洗剤分の両方がこの遊離した石材に多量に付着しています。この遊離石材を除去しないと、汚染と洗剤が殆ど除去出来ていない事になります。
除去するには、高圧洗浄が必要となります。

実際に除去して、バキューム機に回収された遊離石材

塗布した酸性洗剤や、付着していた汚染もこれらに浸透しており、これを除去する事が重要です。


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